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ルンプヤン寺院(Pura Lempuyang)

     写真=ゴットンロヨンでルンプヤン寺院の修復工事
ルンプヤン寺院
 ●Pura Lempuyang(ルンプヤン寺院)
 この寺もヒンズー教徒のバリ人にとって最も重要な寺の一つで、一生の内に一度は参拝する事になっている寺で、創立者はバリ島に最初にヒンズー教を伝えたルシ・マルカンディアと言われている。
 この寺はバリ島の東方カランガセム県のルンプヤン山(2000m)にあるが、山の麓から頂上までの間に5つの寺があり、これらを総称してルンプヤン寺院と言う。
 参拝者は山の麓の一番下の寺から順に参拝しながら頂上の寺を目指す事になっているが、参拝のための供物を持って2000m級の山を登るのは容易なことではない。
 私の友人にI Ketut Satemと言う僧侶がいるが、彼は私財をはたいて、下から順に寺の修復にあたっており、彼の頼みで三番目の寺の修復工事のゴットンロヨン(相互協力)に参加し、土台の石運びを手伝った事があるが、現場に到着した時には、息も絶え絶えになる程に疲れた経験がある。
 バリ人達も一人で登る事はなく、大家族の一団とか村の集団で登る例が殆どであるが、50人程の集団が一斉に下から参拝しながら登り始めて、頂上の寺の到着出来るのは一人か二人だと言う。
 バリ人達は、ヒンズーの神が心の汚れている人の参拝を嫌うためと思っており、登り切った人は心が綺麗な人と言われる。
 唯、体力だけで登る事も出来るので、頂上では僧侶が登り切った人に水を振舞ってくれるが、この水は頂上に自生する竹を僧侶がスパッと切ると出てくる水で、仮に心の汚れた人が体力に任せて登り切り、僧侶が水を振舞おうと竹を切っても、この水は出てこないと言う。登り切って水が飲めて初めて心が綺麗と神が認めたことになると言う。
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